ニュージーランド訪問2012 (6日目/マタカナ〜フィッシュマーケット〜布施家バーベキュー)

今年のNZの夏は天気が悪い日が多く、気温も20℃以下という日が続いていて渡航前は心配しきりでした。
それが私たちがオークランドに到着して以降は、その話が嘘のようにいい天気が続いています。
天気次第で旅行の満足度は全く違ってきますから、この天気のありがたさは何よりです。


【NZスペシャルの朝マック
海外旅行の際に渡航先で必ず経験しておきたいこと、それはご当地マックを味わうことです。
そういうわけで今回はホテルの近くにあったマックで朝ごはんにしました。



《ホテル近くのマック。外装もひと目でマックと分かる作りです。》



《内装も日本のマックとほぼ一緒な感じです。》


2年前に初めて来た時と同様に、NZのマクドナルドのメニューは日本と大きな差はありません。
朝マックもマフィン類のサンドイッチをはじめ、多くが日本のメニューと同じでした。
ちなみにマフィンに関してはソーセージも含め味に違いは感じられません。

そんな中、今回はNZオリジナルの朝マックを発見!当然それを注文してみました。



《NZオリジナル朝マックはその名も“KIWI BIG BRRAKFAST”。ご当地モノですからね、コレは期待が膨らみます!》



《まったくBIGではない。味も残念な感じでした。》


ソーセージもスクランブルエッグも、見た目そのままのチープなな味でした。
どうも今回の旅行は朝ごはんに恵まれていません。
まぁマックですからね、こういうものでしょう。



【NZ唯一の有料道路にドキドキ!】
マックでの朝ごはんを終えた後は、ホテルのロビーに置いてあった観光案内の冊子の中にあったマタカナのファーマーズマーケットに行ってみることにしました。


マタカナまでのルートは至極簡単!
国道1号線をドーン!と北上し、途中の交差点を一度だけ右折すればマタカナに到着するらしいです。


ナビによるとマタカナまでは50kmちょっとで1時間かかりません。
初めての行く場所ですが、道中のホトンドが高速道路の1号線なので快適なドライブです。


それにしてもNZって本当に道路がきれいで走りやすいと感じます。
人が住んでいない山奥の林道まで舗装されている日本とは違いますが、主要な道路は車線も路側帯を広々していて気持ち良く走ることができます。


もう一つ日本と決定的に違うのは、トンネルが非常に少ないことです。(まぁ日本が例外的にトンネルが多いのでしょうけれど…。)
なだらかな丘陵が波打つように続く地形で、日本であれば間違えなくトンネルを掘るようなところでも、丘に沿ってそれを乗り超えるように道が作られています。
これは一見感じ良く見えますが、通行量が増えると自然渋滞の要因となることは間違えありません。
実際に今回も事故でもないのに突然渋滞している場面に何度か出会いましたが、そのことが原因の自然渋滞だと思います。


そんな快適な1号線を北上していたら、道路脇の標識に気になるものが目に入って来ました。
それにはバイクや乗用車やトラックのイラストの横に金額が書かれていてたりして…。
そこで思い出しました!
1号線には新しくできた有料道路区間があるという話が、MetalSheepさんのブログに書いてあったことを…。


あとで聞いた話では、この有料道路はあまり評判が良くないのだそうです。
もともと“有料道路”というシステムが無かったNZですが、国の財政の問題から今回初めて導入されたとの話です。



《有料道路の通行代を支払うために、国道1号線(ノーザン・モーターウェイ)にあるサービスエリアに立ち寄ります。》


通行料を支払うことに異存はありませんが、私たちのような旅行者にとってのこの有料道路の問題は、料金を支払うゲートが存在していないことなんです。
その代わり
・サービスエリアの自動販売機でチケットを買う
・Webで清算する
・連絡先に電話してカード決済する
のどれかによって通行料の支払を行わなければなりません。
これがメンドウなんですよね。



《サービスエリアには“ノーザン・ゲートウェイ有料道路”のことや、通行料に関する注意書きがそこいら中にあります。》


私たちは今回、サービスエリア内に設置してあった自動精算機で往復のチケットを購入することにしました。
旅行者にとっては自動精算機での決済が現実的だと思います。



《係りの人が現金を回収しているのか、それとも修理しているのかは解りませんが、いずれにせよかなりてこずっている様子でした。》


まずは他の人が支払う様子を、ジックリ観察してみます。
もしものことがあって機械壊したら…、写真のデカイお兄ちゃん怖そうだし…。



《オジサン、支払いにかなり難儀している様子。現地人でこの様子ですから…、ビビリます。》


チケットの購入前に疑問に思っていたことがあります。
それはゲートが無いのに、どうやって追加する車の通行料の支払いの有無を確認するのかということです。
路側帯に立っている看板には、罰金のことも書いてありましたから、何かしらの方法で通行車両を個別にチェックをしているはずです。


数人がチケットの購入をする様子を観察していましたが、皆さん結構苦労している様子です。
まぁ常時利用する人はWeb上で決済していると思われますので、自動精算機でチケットを購入するような人はそもそも慣れていないのでしょうが…。


いつまでも見てばかりいてもしょうがないので、清水の舞台から飛び降りる覚悟で自動清算機の列に並びました。
結果、特に問題なく事前購入手続きが完了!
皆さん!大丈夫です。
それほど難しくはありません。
最後にキャッシュカードを挿入して、その後抜く時のタイミングだけ間違わなければ問題ありません。


疑問に思っていた通行車両の決済の有無の確認ですが、清算時に自動清算機に入力する通行車両のナンバーを、監視カメラ(日本のNシステムと同じ感じのもの)で読み取ったデータと照合するシステムでした。
つまり自動精算機でチケットを購入する際には、自分の車のナンバーを覚えておく必要があります。
ちなみに自分の乗っていたレンタカーのナンバーを入力したら、しっかりHartzのオークランド空港店のレンタカーであることが清算機の画面に表示されました。



《キャンピング用のガスコンロでしょうか。空の容器と充填してある容器を交換するシステムらしいです。いいですねコレ。電気自動車用の電池も各社共通仕様のカートリッジにして、同じ様に使えばいいと思うのですが…。》



《デカッ!》


さて!有料道路の清算も無事済んだので、マタカナに向かって再出発です。


【ちょっと寄り道】
マタカナに街には順中に到着したのですが、さすがに人気のマーケットだけあってスゴイ車の数です。(そうはいっても日本の人気アウトレットの土日の様子に比べれば、休業日のディズニーランドの駐車場程度ですが…。)
これは車を停めるスペースを見つけるのに難儀しそうだなと思っていたら、マーケットを示す立て看板を見つけることができました。
これは駐車場の案内だと思い、その方向に数分ほど車を走らせましたが、一向にそれらしきものはありません。


っと、思いきや!ありましたマーケット。



《やって来ました!大人気のマタカナ・ファーマーズマーケットに…。でも、なんだか寂し感じ…。》


噂のマタカナのファーマーズマーケットってこんなもんなの!?と一瞬驚きましたが、ヨクヨク観察してみるとコレは別のマーケットだった様子です。
NZ版コバンザメ商売といったところっでしょうか、まんまと乗せられてしまいました。


でもまぁ、コレはコレで楽しい経験でした。



【マタカナのファーマーズマーケットはローカルで楽しい!】
コバンザメマーケットまで来た道を戻って、今度こそホンモノのマタカナのファーマーズマーケットに到着です。



《田舎だけに路駐は問題ない様子。でも少し遠くに行けば道路沿いに駐車スペースがあります。》



《公民館みたいな所にも駐車可能みたいです。》



《肉屋さんですね。通り沿いにありました。》


やはり人気のファーマーズマーケットだけあって車でいっぱいです。
路駐も問題なさそうではありますが、もしものことがあっても嫌なので、少し離れた駐車スペースに車を駐めて会場まで歩くことにしました。


5分ほど歩いて会場に到着。
おー!さすが人気のマーケットだけあって、多くの人で賑わっています。



《食べ物から雑貨まで様々な物を売っています。》


会場自体はけして大きくはありませんが、様々に個性的で楽しいお店がたくさんあって、売っている人もプロっぽい感じがしない人ばかりなので、マーケットというよりはバザーみたいな雰囲気です。
コレは楽しい!




《キャプテンサンタの様な刃物屋のおじさん。『日本から来たのか!日本の包丁の切れ味はいいよ!』って言ってました。お茶目でした。》



《お犬様用のクッキーです。》



《日本のアウトレット同様にお犬様がたくさんいらっしゃいました。》



《公共施設内のトイレはナゼかムダにカッコイイ。照明も含めクラブですかって感じ!ハンドドライヤーはダイソン製だし…。》


1時間もあれば十分に回りきれてしまうマタカナのファーマーズマーケットですが、その内容は濃くて楽しいものです。
土曜日にノースランド方面に行かれるのであれば、ランチがてらちょっと寄り道してみる価値は大きと思います。



【ゴージャスな別荘地】
マタカナのファーマーズマーケットの後、オークランドに戻る前にちょっとだけ寄り道です。
例によって適当な場所をナビに登録してGo!


海岸沿いの景色が見たくて、マタカナから20分くらいのところにある“オマハ”という場所に行ってみましたが、どの家も新しくて超ゴージャス!
たぶん、最近開発された別荘地ではないかと思いますが、それにしても土曜日だというのにひと気がないのが不思議です。
いくら雨だとはいっても、ちょっと不思議な感じでした。



《別世界に迷い込んだかのように、ゴージャスな家ばっかり!》


オークランド辺りのお金持ちが週末に過ごすための別荘なのでしょうけれど、それにしてもひと気が無いんだよなぁ〜。
NZの景気が良いという話しは日本の新聞にも書いてありましたが、そのことはこの別荘地の様子や走っている車の新車率の高さでも実感することができました。



【フィッシュマーケット再び】
さて、マタカナのファーマーズマーケットの後は、昨日行ったオークランドのフィッシュマーケットを再訪して、夜の料理の材料を仕入れに行くことに。
今日の晩御飯は昨日Perfect BOAT誌の取材をさせていただいた、布施弘太郎さんの家でバーベキューなんです。



《あまり時間が無かったので、マーケット内にあったお店で購入したサンドイッチでランチ。味はCP的に見て赤点ギリギリって感じ…。》


NZのお店でバゲット系のサンドイッチを注文すると、焼くか?と聞かれることが多いのですが、イエスと答えると写真のやつをプレスして焼いてくれて、フカフカのパンがまるでパニーニの様になってしまうことが多かったんです。
それが故に今回は焼かずにお願いしましたが、それが裏目に出た様子でパサパサ…。
まぁこれも経験です。


フィッシュマーケットでは燻製や生きたクレイフィッシュ(伊勢海老)を仕入れてることができました。
買っちゃったよ!クレイフィッシュ…。



【布施家でバーベキューパーティー
フィッシュマーケットで仕入れたお土産を持って布施家にお邪魔です。



《さて!クレイフィッシュの調理に取り掛かります。まずは〆から…。》



《クレイフィッシュのお刺身盛りが完成!それにしてもスゴイ出来栄えです。布施婦人Mさんスゴイ!》



《まずは泡で乾杯!》



《フィッシュマーケット仕入れてきたマッスル(ムール貝)とサーモンの骨の部分の燻製。次回はなんとかしてコレを日本に持って帰りたい!安くてメチャウマ!》



《家にバーベキュー用の常設コンロがあるとは。さすがはNZ。》



今日の宴会の主役はNZワインの“Ata Rangi Pinot Noir 2009”。
http://www.atarangi.co.nz/
1年も前から布施さんが私のために大切に取っておいてくれたワインです。
ある日本人(実はこの翌日いお会いすることになっている)が『Ata Rangi(アタ・ランギ)のピノはNZ最高のワインだ!』と言われたそうで、その話を聞き布施さんが取り寄せをしておいてくれたんです。



《このワインのポテンシャルは高いと感じました。あと数年寝かしたらかなりフクヨカな感じになると思います。》


すげー!アタ・ランギ!今まで飲んだピノとはゼンゼン違う!
でも、でも、でも、まだ早いかも…。
10年とはいわずも5年は寝かしておくと、グッと深みを増す感じかもしれません。
明らかに長期熟成のワインですね、コレ。
日本に帰ったらWebで注文しよう!



《もう一本はNZ在住の日本人の醸造家“楠田浩之”さんのワイン。これはいかにもピノっぽい感じです。》


ラムやローストビーフなどなど、たくさんのお料理をごちそうになりました。
美味しくて楽しい夜は一瞬で過ぎ去ってしまいます。
今回のNZ渡航の大きな目的のひとつは、この布施家での宴会だったので、心から大満足の夜となりました。



《美味しく素敵な盛り付けの料理に大感激!》


さて、明日はスナッパー(鯛)釣りに挑戦です。
状況次第ではキングフィッシュ(ヒラマサ)も狙えるとのことでワクワクです!
でもここまで完璧だった天気がちょっと心配です。