“脳死状態”のこの国に思うこと

ミャンマーで日本人ジャーナリストが殺された件について、日本政府は基よりマスコミの反応が冷めていると感じるのは私だけだろうか…。


『現時点で大規模な制裁等を発動する予定は無い』と、いとも簡単に言い切る官房長官の能天気なコメントを聞き、私は町村信孝という人の人間性に、大きな欠陥と無責任さを強く感じました。


日本人が非常に不条理な形で殺され、しかもその映像まで流れているというのにも拘わらず、政府を代表するスポークスマンが、なぜこういう事を言えるのだろうか…。
まだ『状況を正確に把握した上で、適切な判断を下す』という自動応答的なコメントの方が、遥かにマシで的確であると思う。


“国民の生命と財産を守る”という事が国家の最も重要な使命である事は、誰もが等しく思っていることでしょう。
しかし一人の日本国民として、同じ日本人が殺された事に対しての単純な“怒り”を示す事も出来なければ、リーダー達がそれを戦術的に交渉のカードとして用いる事が出来ないというのは、やはりこの国は“脳死状態”にあるのかもしれない…。


何はともあれ取り合えず政権を代えてみましょうよ。
今より少しはマシになる事を信じて…。