コレで終わりで無い事を祈る

小沢一郎の今回のドタバタについて、やはり今ひとつしっくりこない私です。


『独断専行の悪癖が露呈した…』というのが最も一般的な見かたとなっている様子ですが、本当に(少なくとも)民主党の幹部が『大連立バンザイ!』なんて言うと目論んで、党首会談でそういう提案をしたとは到底思えません。
やはり、最終的に党内で承認が得られない事を承知の上で、確信犯的に福田首相に大連立を持ち掛けたと考える方が常識的でしょう。
でもだからと言って、17人の参議院議員を引き連れて自民党に戻るために、こんな事をしているとも思っているワケでもありません。


多分、小沢一郎はまずは民主党自民党の連立を実現させ、その上で次の政界再編を目論んでいる(未だ現在進行形)のだと思うのです。
もしそうだとしたら、私は民主/自民の連立は良い事であると思いますし、大連立の報に接した際は『そこまで考えていたのか!小沢一郎!』と思わず拍手をしたほどです。


この前の参院選の結果、私たちは二大政党制の意味合いの大きさを実感しているワケで、やはりこの流れはもう止まる事は無いでしょう。
その為には、やはり一度“ガラガラポン♪”が必要だし、それで保守と革新が明確になって、初めて本当の意味での民主主義が確立させるのだと思います。


こんなスケジュールでどうですかねぇ。


2007年11月:民主&自民大連立成立
2007年12月:新テロ特措法!?成立
2008年2月 :国民新党解散⇒自民党に出戻り
2008年3月 :2008年度予算成立
2008年4月 :【政界再編】民主党自民党解党⇒保守党/革新党発足
2008年5月 :衆議院解散総選挙
      :マスゾエ!?新政権発足
2008年6月 :【オマケ】社民党自然消滅的解党
2008年7月 :新政権の基で洞爺湖サミット開催
2008年?月:小沢一郎政界引退宣言


私は小沢一郎という人は、確固たる信念と美学を持ったかっこいいオトコだと信じているのですが…。


でもね、あと数週間したら小沢一郎にスーパーなスキャンダルとか出てきて、実はそうなると知っていた本人が、半ばヤケッパチで今回の騒動を起こしたのだとすると、これはもう本当に救いが無い…。
でも、そうと考えると辻褄が会う気もします。


コレで終わりではなくて、私たちの考えも及ばない第ニ/第三幕がある事を祈るだけですね。