“どんぐりVSワイン”は、かなりいい勝負だ

甲府の朝日通りにある“vieilles vignes (ヴィエイユ・ヴィーニュ) ”に行って来ました。

このお店は家から徒歩5分の場所にあります。

最近、1ヶ月に一度程度のペースでお邪魔していますが、ワイン&ビール好き(というか、他の酒は好きではないだけ)の私にとって、このお店の料理は肴として本当に素晴らしいものばかりです。

さらに言うと、料理の嗜好や味だけではなく、それらの創作性もまたかなり高く独創的なものが多いことも魅力です。
寡黙なオーナーシェフは多くを語ってはくれませんが、その料理は彼の豊富な経験と高いセンスを暗示しています。


今回いただいた料理をご紹介します。


【甘海老と白イカのタルタル(¥1,000)】

う〜ん!まさかこういう感じで出てくるとは…。
上に載っているのは甘エビの卵です。
甘エビとイカの食感も良いし、甘エビのミソのソースとサワークリームのコク&酸味が最高です。
次回は甲州ぶどうを使った辛口のワインと合わせてみたい。
これ本格的なレストランで出たら、倍の値段はするだろうなぁ。


【エイのシェリービネガーソース(¥1,400)】

面白そうだったので頼んでみましたが、これもまたヒット!
エイひれ軟らかい部分はトロトロで美味しいし、その周りの軟骨のコリコリ感もGOODです。
バターとビネガーのソースとの相性もバツグンでした。
これはライト〜ミディアムの赤ワインが合うかも。


【ワイン豚ロースのグリエ(¥1,600)】

今日いちばん楽しみにしていた料理です。
前々回お邪魔した際に感動を覚えて以来、豚肉という食材を食す度にこの逸品のことを思い出してしまいます。
何がそんなに良いのかって、肉全体もですが特に脂身に味があるんですよねぇ。
初めてイベリコ豚を食べた時の感覚と同じ種のもので、『えっ!豚肉ってこんなに味があるものだったの?』って思えます。
今日のワインにこれの相手をさせるのは、かなり厳しい…というか料理に失礼なことかも知れません。
シェフも認めていることですが、素材の固体により味に差がある様子で、前々回を100点とすると前回は70点で、今回は90点という感じでした。
良かったです!


【SASSO ROSSO・SASSO BIANCO(¥500/グラス)】

紹介するほどのワインでもありませんが、今日はグラスにしておいたため、選択肢は無く…。
でも、Webで検索したところ、マグナムボトルで千円チョットで手に入るこのワインですので、そのCPはかなり高い感じがします。
特に白はサッパリとした辛口で、キンキンに冷やして飲んだらいい感じです。


実は写真以外にも“からすみと椎茸のスパゲティーニ”も頂いたのですが、ナゼかその瞬間だけGX100が言うことをきいてくれずピントが合わなかったので、写真の掲載を割愛しています。

“からすみと椎茸のスパゲティーニ”の味はとても良かったですよ。
粉チーズ状におろしたからすみが、パスタの上にたっぷりと掛かっていて、それが椎茸のダシと合わさり、濃厚な味わいを感じることができました。
ちなみに全然!和風っぽさは無く、完全に洋風な感じの料理でした。

今夜も十分に楽しませて頂きました!
こういうお店が家の近所にあることは、本当に幸せでありがたいことです。
灯台下暗しで、結構近所にもいい店があるのかも知れませんね。