山梨No1のイタリアンの店の隠し味は“楽しさ”だった

感動しました!


甲府昭和インターの近くにあるイタリアンのお店“トラットリア ジラソーレ”に、ディナーに行ってきました。


ワイン会でお邪魔したのを除けば、夜の訪問は数年振りです。



【本日のお勧めメニュー。お勧めが多すぎて困ります!】




【今日のワインは“Bric Cenciurio '04/ブリック・チェンチューリオ”。ミディアムの範疇だとのことでしたが、しっかりとした味わい深さが特徴のワインです。】

このぶどうのワインは初めて飲みましたが、素直で解りやすい香りと味は、『まるで濡れた干草の香り』みたいな、こまっしゃくれた表現は無用です。
ピノのいい香りが、時間と共に深くなっていく感じです。
今まで飲んだピノの中でも最も好きな部類の味で、多くの人が喜んでくれるタイプのものだと思います。



【山梨ワイン豚 自家製ロースハム ピクルス添え(¥900)。最初の一品からいきなり!ストレートパンチくらった感じです。】

この自家製ロースハム、コレだけ(と言ってもワインは必要)を食べるためというか、コレがメインディッシュとして目当てにしてきたいくらいです。
いやぁ〜、のっけからスゴイです。



【明石のタコのサラダ仕立て(¥900)。写真は1皿を2名分に取り分けてくれた後のものです。】

タコは薄切りのカルパッチョっぽい感じのものであろうと思い込んでいたら、こういうのが出てきて驚きました。
タルタルっぽいサラダというか、バジルを使ったソース(ジェノバかな)が控えめに使われていて、素材それぞれの味を楽しめてとても楽しくなりました。



【トリッパの煮込み(¥900)大好きなトリッパ。これも1/2皿分に取り分け済みです。】

トマトソースベースで出てくると思っていたら、全然違う感じでこれまた驚きです。
“トリッパの豆煮込み”って感じでしょうか。
これも好きな味です。
この赤い豆、なんていうんだろう。
ヒヨコマメも入っていた様な感じでした。



【山梨ワイン豚骨付きロースのグリル(2人前)(¥2,800)。値段以上です。ワイン豚っていうのは本当にうまい!】

味も量も値段を超えています!
盛り付けのワイルドさと味の繊細さのギャップがスゴイです。
前に家の近所の“vieilles vignes (ヴィエイユ・ヴィーニュ) ”でもワイン豚の旨さには驚きましたが、豚肉がこんなに味わい深い物であるとは、肉に対しての認識が代わってきますね。




【タラの白子のスパゲッティ(¥1,300)。これも1/2皿に取り分け済み。】

最初から目を付けてはいたものの、ワイン豚のグリルでお腹がいい加減にいっぱいになって、一時は諦めようと思っていたこのパスタ。
でも『すみません!ワイン豚のグリルをお持ち帰りにしたいのですが…』とお願いをして、“タラの白子のスパゲッティ”の格納場所を確保!
食べて良かったぁ〜。

重めのボディの今日の赤ワインに合わないって思っていましたが、トコロガドッコイ!
白子のかなり濃厚なソースですので、とても良くマッチしていました。
いやホント!美味しかったです。


今回はアラカルトで戴きましたが、トニモカクニモどの料理も全く文句のつけ様が無いものばかり。

しかも!\5,000以上のワインをボトルで飲んで、2人で\14,000でおつりが来るというのは、正直私の感覚からすると『あれっ!?会計間違えてないか?』と思ってしまいます。
さらに!ホールの方のサービスも超気持ち良い。
参りました。


それから印象的だったのは、2人のシェフが厨房内で本当に楽しそうに仕事をしている姿でした。
美味しいだけでなく、食べていて楽しくなる様な料理の秘密は、その辺にあるのでしょう。


仕事していて楽しいって、素晴らしいことですよね。


ごちそう様でした!



トラットリア ジラソーレ
電話:055-232-3355
住所:山梨県中巨摩郡昭和町清水新居1550
営業時間:11:30〜14:30 17:00〜21:30
定休日:月曜日