スモーキーな寿司屋はニガテ

『魚は静岡で食べればいいから…』と思っている私ですが、甲府の街中にある“さくら寿司”と、甲府駅から車で10分弱の貢川にある“辰美寿し”の2件は別格として、心からお勧めできるお店です。


今回は宇宙イチ旨い“〆サバ”を食べたくなり、1年以上ご無沙汰している辰美寿しに脚を運んでみました。



【辰美寿しのカウンター前にある生け簀。端から全部食べたい感じです。】


この辰美寿し、私にとってはけして気軽に行ける様なお店ではありません。
2人でビール数本飲んで、とても海岸線から100kmの場所にある寿司屋とは思えない、ハイレベルのつまみと握りを堪能すれば、¥2万近くはなってしまうでしょう。



【辰美寿しのメニュー。値段に相応する納得の肴ばかりです。】


しかし、それでも十分に納得できる物を提供してくれる辰美寿しですので、旧店舗の頃から年に何度かは脚を運んでいました。



【お通し的に出てくる“たくわん”。美味しく頂きました。】



【コチラがお通しの本命。毎回凝ったお通しを出してくれます。タコ、うめぇ〜!】



【お刺身の盛り合わせ。特に『生か?』と思わせるほどに極少の酢で仕上げられた“〆サバ”の旨さは、まさに“宇宙イチ!”と断言できます。】



【最近は日本酒も頂くようになってきた私です。でも銘柄は不明。辰美寿しの器はどれも素晴らしい物ばかりです。】


っと、ここまではカウンター席で肴とお酒を堪能していた私たちでしたが、後から入店し隣に座ったカップルが吸うタバコの煙に我慢できず、お願いしてテーブル席に移動させて頂きました。



【“赤貝のお刺身”は個人的には好きでも嫌いでもないのですが、美味しかったです。】



【“あんきも”。辰美寿しのあんきもには、いつも満足させて頂いています。超一級の味ですね。】



【“光ものぐるぐる(¥900)”。寿司飯の代わりが〆サバというものです。これは辰美寿しの代表的な肴だと思います。感無量!】


さて、ここからはいよいよ握りをと思ったのですが、先ほどのカウンターのカップルのタバコの煙が流れてきたり、移った先の隣りに座っていた作業着のオジサンたちのタバコと盛り上がり度合いにやられ、完全に食欲を喪失してしまいました。


タバコを吸っている人が多いというだけではなく、換気の問題もあると思いますが…。


実は1年以上前に来たのを最後にお店に伺っていなかったのも、その時にタバコの煙でしんどい思いをしたからでした。


人によっては『寿司屋でタバコを吸うなんて…』という人もいますが、お店側が禁煙としていない以上、それを殊更に主張することは間違いだと思います。
しかも店内の客の半数がタバコを吸っているのですから、文句を言う訳にもいきません。
元より解っていることなのですから、私の様にタバコの臭いが嫌いだというのなら、その店には行かなければ良いのです。


でも、そう言いながらも思うことは、それなりのクラスの店であるのにも拘らず、周りへの気遣いが全くできない客が集まってしまうということは、やはり人間の質がその程度だということなのでしょう。


やはり魚は山梨で食べない方がいいのかも知れませんね。


本当に素晴らしいお店だけに残念でなりません。