ニュージーランド訪問2012 (1日目/出発前〜成田空港〜AIR NZ機内)

【約2年ぶりのニュージーランド(NZ)訪問】
久しぶりのニュージーランド旅行です。


初回の訪問で冬のNZで人々の温かさや食べ物の美味しさに感激し、『次は絶対に夏に来るぞ!』との誓をたてて帰国した1年8ヶ月前。
今回その思いをやっと実現することができました。



《デボンポートのマウント・ビクトリアにて。(2010年6月撮影)》

私がNZという国のことを好きな理由はいくつかありますが、その中でも以下の3つが大きいところです。
・食べ物とワインが美味しい!(自分に合っている)
・フレンドリーな人々
・その辺に普通にある風景が美しい



《ウェスト・オークランドのレストラン“BEES ONLINE”のランチ。NZの料理って、ほんと盛り付けがカッコイイんですよね。(2010年6月撮影)》


《デボンポートからのシティの夜景。(2010年6月撮影)》


NZの人たちは、自身『私はNZ人だ』という意識をあまり強くは持っていないと聞きます。
その代わり国籍の有無に拘わらずNZに住んでいる人は、『私はKiwiだ』というNZという共同体の住民といった感じの、そんな緩やかな仲間意識を持っています。
そういう感覚は私たち単一民族国家に住む日本人には、ちょっと分かりづらいものではありますが、その空気感が私の様なよそ者にも居心地が良さを感じさせてくれるのかも知れません。


今回の旅でも、人々の優しさに触れ、自然を満喫し、シーフードや注目のNZワインを堪能したいと思っています!



【旅の最大の目的はボートビルダーの取材】
今回の旅の最大の目的は、日本人ボートビルダーの布施弘太郎さんと彼が所属しているボートメーカーの取材です。


私と布施さんは年齢とボートが好きという共通点もあってか、初めて会った瞬間から仲良くなることができ、今では家族も含め旧知の友人の様なお付き合いなっています。
布施弘太郎さんのブログ“ボート職人 弘太郎のニュージーランドライフ”


そんな布施さんはここ数年、日本のメディアに登場する機会が増え、最近でも“グッと!地球便”という番組に出演しているので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。
グッと!地球便“#169「ニュージーランド/オークランド」 10月23日(日)午前10:25〜”


ちなみに前回のNZ渡航の際にも布施さんを取材させてもらい、その時のレポートもPerfect BOATに掲載されました。
前回取材時のPerfect BOATの記事(ブログ)


今回は布施さんの新しい仕事先である“FORMULA CRUISERS社”のファクトリーを訪問し、50フィートクラスの大型ボートの建造現場を見学する中で、同社の様子や彼の仕事ぶりをPerfect BOATにレポートとして掲載する予定です。
FORMULA CRUISERS社HP



【成田までは楽チンバス移動】
私の住む甲府から成田空港までは直行バスで3時間。
飛行機の重量リミットいっぱいのスーツケースを抱えての移動ですので、直行バスは非常にありがたく快適な移動手段です。(それに帰りの機内でも心配なくワイン飲めるし…。)


成田空港の第2ターミナルのラウンジで出発までの時間をノンビリ過ごす予定でしたが、帰国後に爆発するように仕掛けたつもりの仕事の時限爆弾が、設定ミスをしてしまった様子でこの時点で既に炸裂し捲くり!
主発直前までずっと仕事の電話し続けていました。


《成田空港第2ターミナルの出発カウンター。AIR NZは近々第1ターミナルに移るそうです。》


それにしても持つべきは優秀かつガッツのある部下ですね。
結局、NZ滞在中もくすぶり続けた仕事上の問題を、わたし以上にキチンとした形で処理をしてくれたことには感謝・感激です。


そうこうしているうちに出発時刻は近づき、出国手続きを済ませれば気分はもうすっかりガイコクです。


《なんとなく未来っぽい感じがするサテライトと本館を結ぶシャトル。》


第2ターミナルの本館からシャトルに載ってサテライトに移動です。
このシャトルに乗るとき、なんとなく郷愁感を覚えるのはわたしだけでしょうか。


それにしてもNZに向かうNZ90便に乗る人の数の多さは予想以上です。
さすが観光シーズンということでしょうか。


AIR NZの食事とサービスは一級品】
今回はクライストチャーチ経由の便を選択したため、オークランド直行便に比べると4時間ほど余計に時間は掛かります。
そういう訳でオークランド到着は正午過ぎになりますので、機内食の提供は直行便より1回多いという小さい楽しみもあります。


機内にて離陸前に提供されるウェルカムドリンクの中から、当然のごとくシャンパンを選択。
NZ産のスパークリングと思いきや、ホンモノのシャンパーニュでした。
それを知り、さっそく1杯目をグビリンコと豪快に呑み下し、感じのイイAIR NZのCAさんに『エクスキューズミー!シャンペン プリーズ』とすぐに2杯目をお願いした次第です。


《席に着くなり駆けつけの一杯。さらにもう一杯!》


AIR NZの機体は新型(777-300)に切り替わりつつあって、そうなるとこのプレミアムエコノミーもチョット前の一般的なビジネスクラスに匹敵する仕様になります。


《次回乗る時には新型のシートになって欲しいなぁ。》


しかし残念ながら日本路線はそれが後回しになっていて、今回は既存のシートのままでした。
実は昨年秋にチョコットだけ777-300が日本路線に導入された様子ですが、冬になると利用者の増加という最もらしい理由で747に切り替わり、その後は元の777-200に戻ってしまいました。


《777-300型機で導入されている新型プレミアムエコノミーシート。オールブラックスの皆さんでも余裕という意味ですかね。オークランド国際空港にて。》


私たちと同時期にロンドンに旅行中の友人ゴンちゃんが『普通考えればどうってことない食べ物の機内食に、どうしてあんなにワクワクして期待するんだろ。』といっておりましたが、確かに私もそれはその通りだと思います。
でもワクワクなんですよね、デミソースの味しかしないステーキとか、パサパサの魚のソテーとかっていうものが…。
ゴンちゃんのロンドン研修旅行のブログ



《まずは前菜。既にシャンパーニュは3杯目!》



《最初のワインはNZ産赤ワインの代表格ピノ・ノワール。》



《私が選んだメインは“鶏肉のロースト”。ローストというよりは煮物っぽいが、見た目よりも美味しい!》



《妻は“牛フィレのステーキ”を選択。コチラも悪くない。》


総じて思っていたよりも料理が美味しいと感じました。
料理はビジネスと同じというプレミアムエコノミーにしたかいがあったということでしょうか。


それにしてもAIR NZのワインはGood Choiceです。
写真以外にもシャルドネも何杯か飲みました。
あー大満足!


食べて飲んで酔っ払って朝までぐっすり眠る作戦でしたが、やはりそう計画通りにはいきませんね。
結局、3時間くらいしか眠ることができませんでした。

やっぱ夜間飛行となる行きだけはフルフラットのビジネスにしたいなぁ。
次回はマイレージでアップグレードしようと思います。

でも寝不足でも時差が4時間しかないNZですので、それがきっかけで体内時計が狂うことはありません。
時差がないというのは本当にありがたいことですね。



2日目に続きます。