待ちに待った!最新作!

殺人小説家

『殺人小説家/デイヴィッド・ハンドラー』

いやぁー!久し振りにワクワクする小説です!

私が超大好きなデイヴィッド・ハンドラーの描くホーギーシリーズの最新作!それがこの『殺人小説家』です。

いいんだよねぇ〜、このシリーズ。

主人公のスチワート・ホーグ(ホーギー)は、その道では売れっ子のゴーストライターで、相棒のバセット・ハウンドの雌犬のルルと様々な事件に出くわし、そしてそれを解決する…。

私が好きなのはそのストーリーではなくて、主人公の性格と物語の背景描写なんです。

ホーギーは鮮烈なデビューを飾り、人気映画女優とも結婚を果たしたという経歴を持つものの、その後本が書けずに離婚に至り、やっと出来上がった2作目はボロクソノ批評…。

挫折の過去のせいだけでは無いと思うが、彼の性格はシニカルで捻くれたモノの見方をするのだけれど、でも本心は優しくて幸せを求めているのが、その言動の端々からにじみ出ているんです。

前作では元妻で映画スターのメリリー・ナッシュとの縁りが戻っていましたが、でも今回はまた違うんだろうなぁ…。

さて!この週末は殺人小説家読んで、夜は御殿場のアウトレットにでも行って見ようかと考えています。

そうそう!“亡国のイージス”っていうのも見たいんだよな。