プロセスに満足を覚える事の無意味さ

27歳の知り合いの男性から、相談に載って欲しいと言われ、今晩会って話しをしてきました。
7月で今の会社を退職するとの事で、これはウチの会社へ転職したいという事なのかと思いきや、『留学して英語を学んで、夢でもある外国の会社で仕事をしたい…』と言う…。
正直『じゃぁ、そうすれば』と思いつつ話を聞いていると、結局彼はナニをしたいのかという目的が無いまま、『今のままではいけない!』という、自己脅迫を糧としてグルグル回っているだけなのです。


彼の様に、行き先も決まらない内に、特急に乗ろうか、飛行機がいいか、はたまた車か…、という様に、その手段やプロセスについてパワーを掛けて頭を使うという人間は結構多い。
そしてその多くはナルシストなんですねぇ。
つまり、そういう事に必至に頭を使っている、その事自体に満足すると同時に充足されない(される訳が無いが)自分に酔っている…。


今までも私はそういう人たちを何人も見てきましたが、結局彼らはナニもしないで終わってしまうのです。
まぁ当たり前ですよね、彼ら自身気が付いていないのだけれど、実は目標というモノはなから無いのですから、終りがある訳が無いのですね。


自己研鑽の為に勉強する事も良いし、みんなで集まってイイ事をするのも結構です。
でも、それに、その事自体に満足してはいませんか?
私はそういう人たちの事が嫌いだなぁ。