そんなに違わない

『中国産の食品なんて、怖くて食べられないよねぇ〜』
異口同音に良く耳にする言葉だと思います。


その暗部が徐々に表面化しつつある中国。
『ホント、人間関係が辛いんですよ…』
そう言ったのは、韓国人で最近中国に転勤になった友人のエンジニアです。
文化も歴史観も私たちとは全く異なる十数億人の人々…。
余りにも西欧化し過ぎた私たちが、彼らと真っ向から向き合って付き合うことは、かなりの忍耐力と理性とリスクを伴う事でしょう。


しかし!強制労働はさて置き、私たちは彼らの文化的水準の低さについて論(あげつら)う事が出来る様なほど、立派な事をしているんだろうか。
そう思わせる今回の牛挽肉偽装事件です。


コピー商品に付いても違法ではないにしても、街に跋扈するミニの模倣としか思えない軽自動車の数々。
世界一の自動車メーカーのトヨタのディーラーであっても、誰が見てもBMWのキドニーグリルのコピーを正々堂々と販売している。
売る方の低脳さにも呆れるが、それを喜んで買うアホが多いということは、やはり私たちの社会と文化が成熟していないということだと思うのです。


そういうことを思いつつ車を運転していたら、信号待ちの反対車線に止まっていた¥800万位はするであろう国産の高級車の窓からアイスクリームの包み紙が…。


悲しくなりました。