時代が代わるということ

先日亡くなった、カジキ釣り仲間のSさんの船に花を供えに沼津に行って来ました。
Sさんの船はボートヤードのいつもの場所にいつもと同じ様にありましたが、でも何かが違っている様に感じたのは、私の思い込みからのものであると解っていても、確かに何かが違っていたのです。


Sさんの船があるマリーナは、私にとっても最初のBARCHETTAを購入し保管していた場所ですが、経営方針が変った事により私も含め多くのボートが入れ替わり、そこに居る人々のホトンドは見知らぬ人ばかりとなってしまいました。
そういうこともあって、ボートヤードでは一人ぼっちの様な寂しさを感じてしまいました。
そんな中での唯一救いを感じたのは、仕事中であった知り合いのベテランスタッフに『Sさんに花を…』とそれだけ言うと、彼は私の思いを全てを察してくれ優しくうなづいてくれた事でした。


仲間が魚ってきた魚で寿司を握ってもらったり、桟橋で釣ったアジを開きにして干物にしたものをお裾分けしてもらったりと、私が海の世界に嵌ったのは、このマリーナでSさんを含む多くの歳上の仲間に出会えたからに他なりません。


でも時代は変ってゆくんですよね…。
寂しいけれど、(良くも悪くも)それが前に進むという事なのでしょう。