嫉妬するほど羨ましい、下田の太鼓祭り

今年もお盆は下田に行って来ました。
これで4年連続くらいになると思います。
お目当ては下田八幡神社例大祭、通称“太鼓祭り”です。


こういう歴史のあるお祭りに接してこなかった私の様な者は、“お祭り=的屋の屋台”というイメージが刷り込まれているのですが、この太鼓祭りは下田の市街地全てのなかでも、的屋の屋台は数件が一ヶ所に出ているだけです。
これが本物のお祭りというものなのでしょうね。



太鼓祭りの目玉の一つが、この太鼓橋が上がる瞬間です。
道具と呼ばれる小さなやぐらのような物を、縄で結んで押し上げてアーチ状にしたものが太鼓橋です。
一日に異なる場所で何度か行われるのですが、この上げ方の良し悪しが地元の人にとっては重要なことらしいのです。


すごいと思うのは、電線とかの密集地でも気にする様子も無く太鼓橋を作って持ち上げてしまうことです。
昨年は電柱の電話線が切れたのを見ましたが、今年は太鼓橋が傾いて家の窓に激突していました。
それはそれで盛り上がって、見ている方としては楽しいのですが、太鼓橋が激突したお宅は大変ですよね。(もしかしたらそれも名誉なことなのかも知れませが…)


こちらは夜になってのお祭り最大のクライマックスのお宮入りです。
太鼓橋の元となる道具やお神輿が、何度となく行き来し押し問答を繰り返した後に、八幡神社の境内に収まってゆきます。
お宮入りは今年初めて見ましたが、いやぁ〜スゴイ迫力でした。
お父さん達、きっと2日くらいは寝たきりだと思うなぁ。


毎年思うことですが、老若男女が本当に心から楽しそうにしている姿を見ると、何とも羨ましい気持ちでいっぱいになります。


また来年も戻って来たいです。