最高のワインと料理と夜景に酔う



サントリーワイナリー登美の丘からみた甲府盆地の夜景です。
いつもは営業時間外で見ることはできませんが、今日は特別にこの素晴らしい夜景を堪能することができました。
しかも最高のワインと特別の料理と一緒に…。


サントリー登美の丘ワイナリーの100周年記念イベントの一つ、“メーカーズ・トワイライトディナー”に参加させて頂いてきました。


今回のこのイベントはWebや新聞でも公知されたということで、とても人気が高いものだった様子です。
正直、私も抽選に当たるとは思っていませんでした。
(諸事情によりお誘いできなかった皆さま、本当に申し訳ありません!)


いやぁ〜、本当に良かったです!



ディナーの前に、普段の見学コースには設定されていない、ぶどう畑の見学もさせてもらうことができました。
実は私は高校生の時(25年くらい前です)に、この畑のぶどうの傘かけの作業のバイトをしていたことがあるので、とても感慨深いものがあります。



ワインの製造工程とぶどう畑の見学が終わり、甲府盆地が見渡せる絶景の場所にある、ディナー会場のワインテラスに移動。
普段は16時半でCLOSEとなるこのレストランですが、今日だけは特別に夜間も営業をしてくれています。



ホスト役である登美の丘ワイナリーの庄内技師長の説明によると、今日の料理はこの日のためにシェフとスタッフが練りに練ったものだそうです。



本当のことを言えば、今日の主役はあくまでもワイン。
料理はそれをより楽しむための脇役という事なのでしょうが、そうと説明された10秒後にはそのことを忘れ掛けている食いしん坊の自分が悲しい…。


しかし!今日の最大の楽しみはやはりワインです!
特にアノ一本を味わうためには、他のワインを飲みすぎて酔っ払いになるのはマズイ…と己を戒めるも…怪しい…。


今日私たちが堪能できるワインはこの5本。



写真奥から、
・登美の詩(白)甲州シャルドネ
塩尻 信州マスカットベーリーA 2008(赤)マスカットベーリーA
・登美の丘 2006(白)シャルドネ
・登美の丘 2006(赤)カベルネソーヴィニオン
・登美レゼルブスペシャル1990(赤)カベルネソーヴィニオン メルロ カベルネフラン 

これらに合った料理が一品づつ提供されます。

そして料理が運ばれてきました。




天然酵母のパン”
登美の丘でもオリジナルのパンを売っていて、それもとても美味しいのですが、このプラテーロというパン屋さんのパンは、本当にワインに良く合うんです。
これで皿の上に残ったソースというか水分を、残らず全て拭い去らさせて頂きます!




“オードブル”
一品目のオードブルから魅力的です!
トマトの冷製スープ(写真左上)は、いい意味でのトマトの香りが豊かで、さわやかでありながら適当なコクがありました。
オードブルではもったいない感じです。
最初のワインの“登美の詩(白)”の軽やかさが、とてもよくマッチしていていました。

柚子の風味のスモークサーモン(写真右上)の下には、ミョウガとグレープフルーツが隠れています。
このマッチングにはかなり驚かされましたが、味はとても素直なもので、家でも作ってみたいと思いました。
これもサッパリとした“登美の詩(白)”にピッタリです!




“魚介の白味噌クリームチーズのソース わさびの香り”
色的には白ワインと合うかなぁと思わせますが、見た目以上のコクのあるソースは“登美の丘(赤)”の方が合う様にも感じました。
私の好きなメダイと味噌&クリームチーズソースの相性は、本当に素晴らしいのひと言です。
それぞれの魚介類のひと口ごとに、別のワインとの相性を確かめているうちに、2品目で結構いい気分になってきています。
ヤバイ!あの一本はまだ私のグラスには注がれていない…。




ポルチーニ茸とセミドライトマトのショートパスタ”
これ!今日イチです!
乾燥ではない生のポルチーニって初めて食べましたが、こんなにも香りが豊かで味があるとは、本当に感激しました。
自家製セミドライトマトも、私の知る塩辛さ(それはそれでとても好きなのですが)は全く無く、トマトのうまみがギュッと凝縮されたものでした。
それにこちょっと変わった形のショートパスタの組合せがバツグンでした!
これには“登美の丘 2006(白)”がベストマッチ!
いやぁ〜美味しかったです!




そしてココで待ちに待った“登美レゼルブスペシャル1990(赤)”が登場!
このワインは100周年記念にあわせて発売されたものだそうです。


その味わいについて、残念ながらそれを表現できるボキャブラリを持ち合わせていません。
でもでも確実に言えることは、今まで私が飲んだことがあるどの赤ワインよりも美味しかったと感じていることです。





ちなみに相方は余りのこのワインのインパクトが強かったせいで、条件反射的に『これ(登美レゼルブスペシャル1990(赤))!まだ売っていますか?ある!なら2本取っておいて下さい!』と、ソムリエさんにお願いしていました。
お聞きしたところ、既に飲み頃を迎えていて、それがこの先も3年くらいは続くとのことです。
これはスゴイものを味わってしまいました。
早めにセラーを導入せねば。




甲州ワインビーフ 赤ワインソース”
そして本日のメインディッシュです。
ソースに使っている赤ワインは“登美の詩”の赤だそうです。
文句ナシに直球的な牛肉の旨さと、酸味が効いている赤ワインソースとの組合せが良かったです。


しかし!しかし!このメインディッシュの記憶を霞めるほどに強烈なインパクトを与えてくれた“登美レゼルブスペシャル1990(赤)”。
参りました。




八ヶ岳ミルクを使った自家製リコッタチーズのセミブレッド パイナップルとブルーベリーを添えて”
最後のデザート。
これは私の守備範囲外で、私の胃袋には納まってはおりませんので、すのでコメントはできません。




そして最後にデザートワインが登場。
濃厚で深かぁ〜い味わいではありました。
ロックで飲むっていうのはどうでしょうかね。
怒られるかな…。

そうこうしているうちに、あっという間に夢の様な時間は過ぎ去り、帰りの時間となってしまいました。


行きと同様に甲府駅まで送迎バスで移動。
バスの中に満ちていた参加者の満足感と、それを共有している連帯感というものがとても心地よく、そこに自分が居ることをとても幸せに思いました。


いつものことながら、登美の丘のスタッフのホスピタリティのレベルの高さには頭が下がります。
ゼニ・カネのためではなく、純粋にお客様の満足度を高めることが、自分たちの使命だと思って仕事をしている。
その想いがスタッフの笑顔や仕草に満ちています。


登美の丘ワイナリーサントリーの関係者の皆さまには本当に感謝です!
素敵なイベントをありがとうございました。
これからも是非同じ様な企画を立てて頂きたいと思います。