エグゼクティブなボートショーで人の温かみに接する
“安田造船&ハウンツ プライベートボートショー”に、私のもうひとつの顔であるPerfectBOAT誌のライター&カメラマンとして取材に伺ってきました。
このイベントの取材は昨年に引き続いて2度目になります。
私から『これ!取材させて』というと、快くOKしてくれるPerfectBOATの懐の深さには心から感謝しています。
この日は同時平行で“ジャパン ボートショー 2010”がパシフィコ横浜で開催されていたため、まずはそちらに脚を運んでみましたが、特に興味をソソルものもなく1時間ちょっとで撤収となりました。
【ジャパン ボートショーのフローティングエリアの様子。おもしろい船も見掛けられましたが…。】
そして横浜ベイサイドマリーナ(YBM)に移動。
【プライベートボートショーの全景。右側が安田造船で左側がハウンツ(アルベマーレ)の展示艇。】
昨年に比べて展示艇の数が少ないのは、展示艇の個々のサイズがUPしたので係留しきれないということだそうです。
この景気の中では信じ難い話しですね。
【アルベマーレは(手前から)280XF・410C・410XF・330XF。サイズの違いはあれどもカジキを仕留めるための、最強・最良のツールであることに違いはありません。】
41OXFイイですねぇ〜。
過剰なまでに堅牢でワイドなハルに、潔いほどにサッパリしたインテリア。
形もコンセプトも全く違いますが、道具としての考え方に徹している点は、日本の漁船(和船)に通じるものがあると思います。
410XFに限らずオープンタイプのボートの数が増えるという事は、ある意味この国のプレジャーボート文化が成熟してくことと同義と捕らえても良いでしょう。
【私の好みのSFであるアルベマーレ410XF。内外装共にカジキ釣りに不要な装飾は皆無です。】
そして、もう一方の安田造船からは、安田オリジナルモデルのBREAKERS61をはじめ、バートラムやハトラスのサロン艇など、アルベマーレとは対極に位置するラインナップとなっていました。
その中で最もインパクトがあったのは、BREAKERS61とバートラム570のアンチローリングジャイロ(ARG)の効果の凄さです。
ハウンツの吉原代表や安田造船の武井氏からは『ジャイロは効きますよ…』と聞かされてはいたものの、正直マユツバだと思っていました。
この日は海が荒れておりYBMのゲストバースに舫っている展示艇も結構揺れていて、実際にサロンクルーザーのハトラスの中で立っていると、よろけることもあったほどでした。
しかし!そんな中でもARGがONのBREAKERS61はホトンド揺れないんです。
バートラム570もARG OFFの状態からONにしてみましたが、10分後には効果が現れ始め、揺れが小さくなってゆくのが解りました。
コレはイイです!
『ボートは揺れて当たり前』と思っていましたが、次のボート購入に際してARGは必須アイテムだと、一瞬でそう思う様になりました。
【ボートにシャンパンに素敵な女性。エグゼクティブですねぇ〜。】
【バートラム570のツナタワーからの景色。ARG付であろうが凪であろうが、トロ−リング中にここには居たくはありませんね。】
今回のプライベートボートショーではハウンツの吉原代表のご配慮で、BOBOSSさんをはじめ素敵な方々と知り合うことができました。
吉原代表だけではなく、ハウンツのお客さんやスタッフの方々と接していると『自分もこの人たちの仲間に入れてもらいたい=次はハウンツからボートを買いたい!』と思うのは、私だけではないと思います。
安田造船の野澤代表も同じですが、魅力的な人の周りには魅力的な人が集まる…。
私もそういう世界の片鱗を感じさせてもらえていることを幸せに思っています。
今回のプライベートボートショーの記事は、5月発売のPerfectBOAT誌に掲載の予定です。