新幹線のシートに時代の変遷を見る

広島出張の帰り、福山でのぞみに乗り継ぐまでの間“こだま”に乗りました。



【“こだま”普通車のシートは、だいぶ昔にグリーン車で使われていたと思われる物でした。】



100系を使用した“こだま”の内装。シートほどに時代は感じられません。】


私の知る限りJR西日本の“こだま”は4列シートで広々としていますが、今回乗った100系のシートは、昔グリーン車で使われていたと想像される、シートバックの分厚いエラそう(立派)なものでした。


写真から想像できることと思いますが、このシートのすわり心地はフカフカなもので、感覚的にはお尻の半分以上がシートに沈んでしまう感じです。
最初は『気持ち悪ぃ〜!』って思ったのですが、慣れてくるとこれもまた悪く無いものです。


そういえば、親戚の家とかに行くと応接間(リビングでは無い!)に有りましたよね!フカフカの茶色い本皮ソファが…。
そうです!肘掛の部分がテカテカの木でできているヤツです。
一度座ったら二度と立ち上がれないのではないかという、恐怖感さえ感じるすわり心地でしたが、あれが当時のソファのひとつの基準だったのでしょうね。
今回の“こだま”のシートは、そのソファを彷彿とさせるものでした。



代わってコチラは福山から乗った“のぞみ”の普通車シートです。



【“N700系 のぞみ”の普通車のシート。応接間チックな“こだま”のそれとは離世の感があります。】


こちらは逆にかなり硬質なすわり心地で、沈み込むなどという感覚は皆無です。
会社ではアーロンチェアーを、家ではセダスのOPEN UPを使っている私ですので、もちろん“のぞみ”のそれの方が好みではありますが、逆に硬すぎないですかね、これでは…。



【“N700系 のぞみ”の普通車の内装。こちらを見ると、やはりデザインはかなり新しいという感じは強くしますね。】


でもイイですねぇ〜、新幹線の座席は広くて…。
オマケに窓側と端のシートならAC電源もあるし。



【こんな所にAC電源が。イマドキですね。】


東京から大阪くらいまでなら新幹線の普通席も選択肢になりますね。
何度乗っても非日常感が味わえる飛行機もいいけれど、飛んでいる時間が短いので仕事する気にはならないんですよね。


羽田と広島間を飛行機の正規料金で乗るのなら(乗らないけれど)、新幹線のEX-ICのグリーン車の方が値段も都合もいいんですよね。
(言い訳ですが)仕事もバッチリできますしね。


JAL株主優待券を発行しなくなると、来月以降のANAの優待券の流通価格は高くなる事でしょうし、やはり今後は新幹線に乗ることが多くなりそうです。