感動の“立山・黒部アルペンルート”で日本の観光界の現実を知る

黒部ダムの放水と室堂の“雪の大谷”が見たくて“立山・黒部アルペンルート”に行って来ました。



当日は傘マークの予報が完全無欠にハズレるという、奇跡的なほどの良天に恵まれました。
後で聞いたところ、前日は終日霧(というか雲かな)が掛かっていて、なぁ〜にも見えなかったそうです。



アルペンルートの長野側の基点の扇沢に向かう道路。直前まで曇っていましたが、ウソの様に雲が無くなりました。】


黒部ダムで5℃以下、室堂に至ってはヘタをすれば氷点下も覚悟していたので、ダウンジャケットまで持って来ましたが、無風でしたのでTシャツでもいけちゃうくらいの陽気です。



扇沢に到着。ここから“黒部の太陽”で有名な“関電トンネル”を電機で動くトロリーバスに乗って通り抜け黒部ダムに向かいます。】



黒部ダムトロリーバスの中は観光客でいっぱいでしたが、その後の乗り物でシートに座れないということはありませんでした。】



黒部ダムに到着!まずはダム建設時に犠牲になった殉職者の慰霊碑にお参りをします。】



【展望台から見た黒部ダム。あれっ!?放水していない…。】


確か26日から放水とポスターに書いてあったと思ったのですが…。
もう一度そこに貼ってあったポスターを見たら、放水期間は“5月26日〜”と書いてあるではないですか!
1ヶ月間違っていました。
お恥ずかしい…。


気を取り直して黒部ダムの堰堤を渡り、もうひとつのお目当ての室堂の“雪の大谷”を目指すことにしました。



黒部ダムの堰堤も無風で快適!3年前に来た時は雨でカッパを着て歩いた記憶があります。】



【堰堤を渡った先のトンネルの中にある駅からケーブルカーに乗り“黒部平駅”に移動。】


ケーブルカーは100%トンネルの中を走って、700mの高低差を駆け登ります。



【黒部平にはまだこんなに雪が残っています。遠くに小ぃ〜さく“大観峰”のロープウェイの駅が見えます。】


ケーブルカーを降りるとそれまでとは景色が一変し、かなりの雪が残っています。
でも、ぜんぜん寒くはありません。
こんなに快適でいいのだろうかと思うほどの天気です。



【黒部平からはロープウェイに乗り換えて、断崖絶壁に立つ大観峰へ。小さく見えるのが黒部ダムです。】


立山・黒部アルペンルート”に来ると、関電トンネルを始め、こういう場所にこういうモノをつくる人間の力というものを、本当にスゴイと感じることができますね。



大観峰からは再びトロリーバスに乗り、最終目的地のある室堂駅に到着。】


トロリーバスの外見はウルトラマン入っている感じ。
立山・黒部アルペンルート”の各乗り物の駅は、どこも秘密基地って感じですしね。



立山黒部アルペンルートの最高地点、室堂のバスターミナル。信じられないほどの天気の良さです。半袖でも全く問題ありません!】


室堂に来るまでもそうだったのですが、周りにいるのは中国(もしくは台湾)人観光客ばかりです。
大げさな話ではなく、自分が中国の観光地に旅行に来ているのではないか!?と思うほど、中国(台湾)人ばかりでした。
たまに日本人に会うと『どこからいらっしゃったんですか?』と、同胞魂が湧いてしまう外国旅行中の様に声を掛けたくなるほどです。


しかし!ウワサには聞いていましたが、中国人観光客の数と存在感はスゴイですよ。
これはもう、平気で横入りするとか声がデカイとかどこにでも座って弁当食べるとか、そういうことを言って嫌っている様な状況ではありませんね。
事実、あれだけの人が日本に観光に来てくれてお金を使ってくれるのであれば、大切にしてゆかなければいけませんね。



【“雪の大谷”はバスターミナルから歩いてスグの所にあります。高地だけあって空が蒼い!】



【この日は14mという積雪。バスの高さと比較してみてください。】


いやぁー!行ってよかったです。
黒部ダムの放水は私のミスで見ることが出来ませんでしたが、それを差し引いても大満足でした。
2年ぶりの“立山・黒部アルペンルート”最高でした!