世界一マジメなクルマ   −フォルクスワーゲン New パサートバリアント−


先日、新しいパサートに乗る機会がありました。
1.4Lのシングルターボのアレです。




VWの現在のトレンド上にあることには間違えありませんが、それにしてもこの顔マジメ過ぎませんかね。》


乗る前に『排気量のダウンサイジングのマジックには、もう驚かないぞ!』と心に決めていましたが、やっぱり驚いてしまった私です。


しかしまぁスゴイというか勇気ありますねぇ、フォルクスワーゲンマーケティングは…。
コレ以外に出し様がなかったのかも知れませんが、それにしても日本国内の最高級車の(現時点で唯一の)エンジンを、全てのモデルで最も小さいものを使うというのですから、VWマーケティング戦略では今までの高級車の価値観は成り立ちません。


スタイルはVW的というか過去のパサートの流れに戻り質実剛健という感じですが、少しコンサバ過ぎるのではと思います。
購買層の平均年齢が10歳は上がった感じがします。
まぁビッグマイナーチェンジだそうですから、ディテールを変えないとなると、こういう感じになるのはやむを得ないのでしょうか。
それとも中国市場を意識してのことか…。


いずれにせよ、ワクワク感を感じるクルマではありません。
マジメなことは大切ですが、しかしココまでいくとク○マジメと言わざるを得ません。
古典的なクルマ好きの心をくすぐることはあり得ないパサートです。