感動のパスタと知人に再開 −北杜市津金 イタリアンレストラン ぼのボーノ−
【“ぼのボーノ”とは?】
前々から行きたいと思っていた津金にあるイタリアンのお店“ぼのボーノ”に、友人家族と一緒に行って来ました。
この“ぼのボーノ”は旧津金小学校を利用した施設“おいしい学校”の中にあります。
お店の存在は前々から知ってはいたものの、場所的にタクシーや代行を利用することは非現実的であるため、お酒を飲みたい人間としては必然的に選択から落ちてしまうお店でした。
それが今回はご懐妊中の友人が運転手となってくれるということで、お言葉に甘えて同行させていただきました。
《お店の入り口。同じ場所に農産物の直売所や、なかなか美味しいパン屋さんもあります。》
ただし、この“おいしい学校”には宿泊施設もありますので、そこに泊まってしまえば問題はないのですが…。
でもまぁ、なかなかそうもいきません。
そういう場所にあるこのお店、期待も大きいもののその分怖い気もしていました。
さてさて、結果はいかに…。
【“ぼのボーノ”は本格イタリアンのお店】
この日は食べたい物をアラカルトで食べることにしました。
ちなみに席の予約時に伺ったところ、『コースでもアラカルトでも来店してから決めていただいて構いません。』とのことでした。
本日のメニューが書かれた黒板の中からのチョイスです。
《“鮮魚のカルパッチョ野菜添え(¥1,250)” 本日の鮮魚は信州サーモンとタコがあったので両方を頂きました。》
いやウマイですよ!信州サーモン。
サーモン独特の香りは全く感じられず脂も適度にのってコレは美味しい!
ボリュームも満足なもので、のっけから“ぼのボーノ”の好感度上昇です。
そういえば私が毎日欠かさず拝見しているブログ“Eat and run!”のケイさんも、先日信州サーモン美味しかったって言っていたことを思い出しました。
“Eat and run!”
リーズナブルでおいしいワインのストックがあるというのは、本当に素晴らしいことです。
これはやはりこの店で飲まないでといのはムリだな。
《“自家製ソーセージと野菜の入ったトマトソーススパゲティ(¥1,300)”》
ソーセージは腸詰ではなくバラしたものです。
麺も具もホント大盛りで嬉しいですね!
《“手打麺 スペイン産ラルポークと新キャベツの煮込みソース(¥1,300)” 》
このソースはイイ!
キャベツからもいいダシが出ています。
酸味の聞いたトマトソースとフェットチーネがからみ合ってイイ感じです。
これ気に入りました。
《“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース(¥1,300)” ドコカデキイタコトガアルヨウナ…。》
手打麺は一般的なフェットチーネよりもかなり薄めです。
イカスミのコクがベースにあって、それにカニのソースが絡んでベストな濃厚さになっています。
写真がイマイチですが、この旨味の深さは文章ではお伝えできません。
うまい!
これはおとなの味ですね。
鮎の肝のニガミがたまりません。
冷えたシャルドネとかかな、これは…。
いや、日本酒の方がイイかも。
アンチョビっぽくカツオの酒盗を絡めても美味しそう。
っと、ココまでパスタ食べまくって、スッカリお腹がいっぱいになってしまいました。
まさか、1品1品がこんなにボリューミーだとは思っておらず、メインにたどり着くことができないままに本日は終了です。
次回はこの点を考えて頼みます。
【どこかでお会いしたことがある“ぼのボーノ”のスタッフ】
実は入店直後からの女性スタッフのお一人を見て、『あの人、どこかで会ったことあるような気が…。でも合コンとかじゃないんだよなぁ。』などと思っていたのです。
そんな中、そのスタッフの方相手にメニュー見ながら『どれ頼みましょうかねぇ?』などと相談したところ、『個人的にはコレがオススメです。』と指さしたのが“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース”だったのですが、その瞬間にピーンと来ちゃいました。
この“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース”というのは、リゾナーレ小淵沢にかつて在ったメインダイニング“ラ・ヴィータ”の知る人ぞ知る逸品だったんです。
もう20年近く前の話ですが、コレが食べたくって小淵沢の高級リゾートホテルまで行ったものです。
まだバブルの余韻が漂っている、古き良き時代でした。
そのラ・ヴィータのホールにいたのがこのスタッフのTさんでした。
10年ぶりくらいかなぁ。
長野の方だと聞いていたので、リゾナーレを辞められた後はお会いすることはないと思っていました。
聞けば、ぼのボーノのスタッフはラ・ヴィータの流れを汲む方が多いそうで、メニューに“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース”があることも納得です。
いやはや感激しました。
人の縁というものはおもしろいものですね。
ぼのボーノの“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース”は、イカスミを練りこんだ薄目のフェットチーネに適度な濃厚さのソースの組み合わせという、まさに往年のラ・ヴィータで食べたその物に間違えありませんでした。
【“ぼのボーノ”の総評】
ハッキリいって想像を超えていました。
オススメです!“ぼのボーノ”。
これだけの料理を出せば当然といえるかも知れませんが、場所的なハンディから想像していたお客さんの数も私の想像以上に多く(失礼ながら)かなり意外でした。
何よりもこの客の数にこの店の人気度合いが見ることができます。
ボリューム満点で味もイイ!
まさにイタリアンというか、トラットリアといった感じです。
夜はなかなか伺えないかも知れませんが、ドライブがてらランチにはまた行きたいと思っています。
いや!泊まって夜飲むかな、やはり…。