秋の車山高原(長野)はフランス車に占領された。 −フレンチブルーミーティングでプルリエルな皆さまと出会う−
紅葉の写真が撮りたいと思い八ヶ岳にドライブに出掛けてきました。
でも、正直『紅葉はまだチョット早いかもしれないし、ダメならサッサと帰ってこよう...。』なんて考えていたのですが、結果的にはまさかこんなにも充実した一日になるとは、出掛ける時点では夢にも思ってもいませんでした。
日曜日の午前中のゆっくり目のお出掛けですので、お昼ごはんを考えつつ、まずは中央自動車道を長野方面に向かいます。
この時点でミョーにぶっ飛ばして、長野方面に走ってゆくフランス車を見掛けること複数回。
ソレで思い出しました!フランス車ユーザーの祭典“フレンチ ブルー ミーティング”が、長野の車山高原で昨日から行われていることを...。
《まっすぐに車山には向かわず、当初の計画に沿って八ヶ岳でちょっと寄り道です。思っていた以上に紅葉は良い感じでした。》
《途中で立ち寄った“八ヶ岳中央農業実践大学校”。残念ながら既に観光シーズンは終了している様子で、お昼を目当てにしていたレストランは営業してませんでした。》
寄り道後、昼ごはんの当てもないまま、“フレンチ ブルー ミーティング”が行われている(らしい)車山高原方面を目指します。
覚悟も深いこだわりもないライトなフランス車ユーザーとしては、興味はあってもそういう高貴なイベントは敷居が高く、とても『こんにちは!』などと正面のドアをノックする勇気はありません。
でもそう言いながら、チョット気になったりもして...。
車山に登る途中の道路では、夢でも見ているかの様に沢山のフランス車にすれ違います。
その数『もしかしたらココはフランスだろうか!』と思うほどです。
たぶん“フレンチ ブルー ミーティング”から帰って来る人たちなのでしょう。
そしてお昼ころにフレンチ ブルー ミーティングの会場に到着。
そこでまぁ驚いたこと!驚いたこと!
広大な駐車場は一面フランス車で埋まっています。
まるで日本中のフランス車が集合したのではないかと思うほどです。
《“2CV”いいですねぇ〜。》
でもナゼかウチと同じシトロエン プルリエルの姿が見えません。
いくら数が少ない(日本国内総数500台以下)といっても、これだけフランス車が居るのですから1台くらいは見掛けても良さそうなものです。
きっとプルの皆さまはどこかに集合しているのだろうと考え、会場内をウロウロしてみると...。
発見しました!プルの皆さまを...。
でも遠くからそおぉっと眺めれば十分に満足と思い、路肩にウチのプルリエルを停めた瞬間!
『おーい!コッチに降りて来てくださいよー!』というデカイ声が聞こえてきました。
そうです、プルリエルの集まりの方が私たちを見つけて誘ってくださっているんです。
突然の思ってもいないお誘いに『イヤでもチョット見に来ただけなので...。』と困惑&ビビリ的回答しかできないワタシに対しさらに、『いいから!早く早く!食べ物もあるからさ−!』とのお言葉をいただき、思い切ってお邪魔してしまいました!
《ココはディーラー!?と思うくらいのプルリエル度合いです。》
《“ジュリエッタ・スパイダー”こういうスゴイ車も当たり前のフレンチブルーミーティング。ラテン系ということでしょうか、イタ車はOKらしいです。》
《手ぶらでの飛び入り参加なのに“たこ焼き”に“ポップコーン”に“焼きまんじゅう”まで...。“おしるこ”までありました。》
プルリエルのオーナーの皆さんは本当に親切で優しい人ばかり。
皆さんが参加しているプルリエルの会へのお誘いもいただくことができました。
いやぁ〜なんともうれしい限りです。
《プルの皆さんが集まっての記念撮影。我々も参加させていただきました。》
冷やかし半分で車山までやって来ましたが、ここでまた良い出会いに恵まれたことに心から感謝です。
お陰さまで地域や年齢を超えた友人がまた増えそうです。
希望と憂鬱のスパイラル − DS4発表会にてまだ見ぬDS5のことを憂う −
シトロエンDS4の一般ユーザー向けの発表会に行ってきました。
場所は長尾峠の麓、トムスのデザインセンターがある御殿場の“ミュゼオ御殿場”です。
前日にプレス向けの試乗会が開催され、その続きという位置づけだそうですが、こういうイベントは大歓迎です。
来るべきDS5の際にも、是非とも催していただきたいと強く思います。
見るだけではなく試乗もアリのこのイベントでしたが、午前中に横浜で用事を済ませた後で訪問でしたので、残念なながら試乗枠はとっくに埋まってしまっていました。
《複雑で美しい面とソレをより一層引き立てているキャラクターラインの組み合わせは、“お見事!”のひと言に尽きます。》
《会場内には発表になったばかりの“DS3レーシング”の姿も...。コレ!普通のDS3とエンジンが違う(BMWではない)んですって!マジだな。》
会場内にはインポーターの方々が案内役として居てくださったので、そのお一人に私が心の底からギモンに思っていた、『なんでイマドキATがロボタイズ式のシングルクラッチなのか?ツインクラッチを出せとは言わないけれど、せめてトルコンの6速は最低限ラインナップして欲しいと思うのだが、なぜそんなアタリマエのことができないのか?』という問に、担当の方は丁寧に答えてくださいました。
私のその問はインポーターも共有している様子で、メーカーのお家事情も含めイロイロある様子です。
《素のDS4にはウチのプルリエルにも載っている、ロボタイズMTトランスミッション“センソドライブ”の発展型“EGS6”が搭載。ナントイマドキシングルクラッチナノデス。あまりにも悲しい...。》
まぁDS4の契約書にハンコを押すことはないのでEGSもでAL4(新しいC4搭載の旧世代の4速AT)構いませんが、これがマジメに購入を考えているDS5となると話は違ってきます。
《ホント!サッサと早く登場願いたい私の本命“DS5”。2012年上期には発売いて欲しい。ただし買える値段で...。》
私はDS5の内外装デザインを本当にカッコイイと思っているし、マジメに欲しいと思っています。
今回聞いた話では、DS5の注目モデルで前輪と後輪をそれぞれディーゼルエンジンと電気モーターで駆動するHYbrid4は、残念ながら排ガス規制の問題で日本への輸入は無いということが明確に分かりました。
そうなると日本に輸入されるDS5はFFで、エンジンはスッカリお馴染みのBMW製1.6Lとなるでしょう。
導入されるエンジンバリエーションとして考えられるのは、C5と同じスタンダード出力版か200PSのハイパワー版のどちらかか1種類となると思われます。(そう売れるクルマではないのでモノグレードとなるでしょう。)
《DS5よ!間違ってもEGSはカンベンしてくれたまえ。あっ!MTもダメだからね!最低限トルコンの6速。結果『実はPSCもツインクラッチやってました!』って落ちになるのは望み過ぎだな...。》
DSシリーズはシトロエンの高級レンジですから、インポーターの戦略としてDS5のエンジンは200PSのハイパワー版を入れたいところでしょう。
しかし、残念なことに現状シトロエンは200PS版に適合するトルコンATを商品化していません。
そうなるとはトランスミッションは必然的にMTとなりますが、DS5の車格からしてそういうとは考えにくい...。
いくらなんでもDS5のトランスミッションがEGSということは無いでしょうから(願望!)、日本仕様のDS5はハイパワー版の200PSエンジンではなく、C5と同じ156PSのエンジンにアイシンのトルコン6速ATという、必要十分ではあるがプレミアム感に欠ける平凡なパワートレーンという事になってしまいます。
でもまぁEGSよりもイイですけれどね、格段に...。
今年の東京モーターショーにはDS5の実車が出展される予定らしいので、その時になれば少しは日本仕様の情報も入ってくると願っています。
超マジメにDS5の購入を考えている者として、プジョー・シトロエン・ジャポンの頑張りに期待したいと思います。
【追伸】
3008 HYbrid4の海外試乗レポートを見ると、インポーターはHYbrid4の発売の可能性を探っている様子です。
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/i0000025060.html?pg=3
期待してます!
感動のパスタと知人に再開 −北杜市津金 イタリアンレストラン ぼのボーノ−
【“ぼのボーノ”とは?】
前々から行きたいと思っていた津金にあるイタリアンのお店“ぼのボーノ”に、友人家族と一緒に行って来ました。
この“ぼのボーノ”は旧津金小学校を利用した施設“おいしい学校”の中にあります。
お店の存在は前々から知ってはいたものの、場所的にタクシーや代行を利用することは非現実的であるため、お酒を飲みたい人間としては必然的に選択から落ちてしまうお店でした。
それが今回はご懐妊中の友人が運転手となってくれるということで、お言葉に甘えて同行させていただきました。
《お店の入り口。同じ場所に農産物の直売所や、なかなか美味しいパン屋さんもあります。》
ただし、この“おいしい学校”には宿泊施設もありますので、そこに泊まってしまえば問題はないのですが…。
でもまぁ、なかなかそうもいきません。
そういう場所にあるこのお店、期待も大きいもののその分怖い気もしていました。
さてさて、結果はいかに…。
【“ぼのボーノ”は本格イタリアンのお店】
この日は食べたい物をアラカルトで食べることにしました。
ちなみに席の予約時に伺ったところ、『コースでもアラカルトでも来店してから決めていただいて構いません。』とのことでした。
本日のメニューが書かれた黒板の中からのチョイスです。
《“鮮魚のカルパッチョ野菜添え(¥1,250)” 本日の鮮魚は信州サーモンとタコがあったので両方を頂きました。》
いやウマイですよ!信州サーモン。
サーモン独特の香りは全く感じられず脂も適度にのってコレは美味しい!
ボリュームも満足なもので、のっけから“ぼのボーノ”の好感度上昇です。
そういえば私が毎日欠かさず拝見しているブログ“Eat and run!”のケイさんも、先日信州サーモン美味しかったって言っていたことを思い出しました。
“Eat and run!”
リーズナブルでおいしいワインのストックがあるというのは、本当に素晴らしいことです。
これはやはりこの店で飲まないでといのはムリだな。
《“自家製ソーセージと野菜の入ったトマトソーススパゲティ(¥1,300)”》
ソーセージは腸詰ではなくバラしたものです。
麺も具もホント大盛りで嬉しいですね!
《“手打麺 スペイン産ラルポークと新キャベツの煮込みソース(¥1,300)” 》
このソースはイイ!
キャベツからもいいダシが出ています。
酸味の聞いたトマトソースとフェットチーネがからみ合ってイイ感じです。
これ気に入りました。
《“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース(¥1,300)” ドコカデキイタコトガアルヨウナ…。》
手打麺は一般的なフェットチーネよりもかなり薄めです。
イカスミのコクがベースにあって、それにカニのソースが絡んでベストな濃厚さになっています。
写真がイマイチですが、この旨味の深さは文章ではお伝えできません。
うまい!
これはおとなの味ですね。
鮎の肝のニガミがたまりません。
冷えたシャルドネとかかな、これは…。
いや、日本酒の方がイイかも。
アンチョビっぽくカツオの酒盗を絡めても美味しそう。
っと、ココまでパスタ食べまくって、スッカリお腹がいっぱいになってしまいました。
まさか、1品1品がこんなにボリューミーだとは思っておらず、メインにたどり着くことができないままに本日は終了です。
次回はこの点を考えて頼みます。
【どこかでお会いしたことがある“ぼのボーノ”のスタッフ】
実は入店直後からの女性スタッフのお一人を見て、『あの人、どこかで会ったことあるような気が…。でも合コンとかじゃないんだよなぁ。』などと思っていたのです。
そんな中、そのスタッフの方相手にメニュー見ながら『どれ頼みましょうかねぇ?』などと相談したところ、『個人的にはコレがオススメです。』と指さしたのが“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース”だったのですが、その瞬間にピーンと来ちゃいました。
この“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース”というのは、リゾナーレ小淵沢にかつて在ったメインダイニング“ラ・ヴィータ”の知る人ぞ知る逸品だったんです。
もう20年近く前の話ですが、コレが食べたくって小淵沢の高級リゾートホテルまで行ったものです。
まだバブルの余韻が漂っている、古き良き時代でした。
そのラ・ヴィータのホールにいたのがこのスタッフのTさんでした。
10年ぶりくらいかなぁ。
長野の方だと聞いていたので、リゾナーレを辞められた後はお会いすることはないと思っていました。
聞けば、ぼのボーノのスタッフはラ・ヴィータの流れを汲む方が多いそうで、メニューに“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース”があることも納得です。
いやはや感激しました。
人の縁というものはおもしろいものですね。
ぼのボーノの“イカスミを打ち込んだ手打麺 カニクリームソース”は、イカスミを練りこんだ薄目のフェットチーネに適度な濃厚さのソースの組み合わせという、まさに往年のラ・ヴィータで食べたその物に間違えありませんでした。
【“ぼのボーノ”の総評】
ハッキリいって想像を超えていました。
オススメです!“ぼのボーノ”。
これだけの料理を出せば当然といえるかも知れませんが、場所的なハンディから想像していたお客さんの数も私の想像以上に多く(失礼ながら)かなり意外でした。
何よりもこの客の数にこの店の人気度合いが見ることができます。
ボリューム満点で味もイイ!
まさにイタリアンというか、トラットリアといった感じです。
夜はなかなか伺えないかも知れませんが、ドライブがてらランチにはまた行きたいと思っています。
いや!泊まって夜飲むかな、やはり…。
世界一マジメなクルマ −フォルクスワーゲン New パサートバリアント−
先日、新しいパサートに乗る機会がありました。
1.4Lのシングルターボのアレです。
《VWの現在のトレンド上にあることには間違えありませんが、それにしてもこの顔マジメ過ぎませんかね。》
乗る前に『排気量のダウンサイジングのマジックには、もう驚かないぞ!』と心に決めていましたが、やっぱり驚いてしまった私です。
しかしまぁスゴイというか勇気ありますねぇ、フォルクスワーゲンのマーケティングは…。
コレ以外に出し様がなかったのかも知れませんが、それにしても日本国内の最高級車の(現時点で唯一の)エンジンを、全てのモデルで最も小さいものを使うというのですから、VWのマーケティング戦略では今までの高級車の価値観は成り立ちません。
スタイルはVW的というか過去のパサートの流れに戻り質実剛健という感じですが、少しコンサバ過ぎるのではと思います。
購買層の平均年齢が10歳は上がった感じがします。
まぁビッグマイナーチェンジだそうですから、ディテールを変えないとなると、こういう感じになるのはやむを得ないのでしょうか。
それとも中国市場を意識してのことか…。
いずれにせよ、ワクワク感を感じるクルマではありません。
マジメなことは大切ですが、しかしココまでいくとク○マジメと言わざるを得ません。
古典的なクルマ好きの心をくすぐることはあり得ないパサートです。
宇宙イチうまいギネスは八ヶ岳に − 八ヶ岳の森の中にあるアイリッシュパブ“Bull&Bear(ブル&ベア)” −
静岡にでも行こうかと週末の予定を考えているところに、あるTwitterの投稿で一瞬にして予定変更となりました。
それは八ヶ岳にあるアイリッシュパブ“Bull&Bear(ブル&ベア)”のシェフからのもので、『週末のスペシャルはシェパーズパイです。ラム入りの煮込みにマッシュポテトをかぶせて焼いた英国料理。』などとつぶやかれては、それを無視することなどできません!
突然のことでしたが、Bull&Bearのことを教えてくれたUK好きのカーテンショップ経営の友人家族を誘ってみたら即OKとの返答。
いつもは電車とタクシーを乗り継ぎ片道1時間30分の道中ですが、今回は友人のクルマに乗せて行っていただくことに…。
大切にすべきはアルコールフリーな友人ですねぇ。
心から感謝です!
《そんなワケで行って来ました!Bull&Bear。GW以来の訪問です。》
相変わらずBull&Bearのギネスはダントツにウマイ!
普通のビールの味も管理方法やつぎ方で変わることは承知しています。
しかしギネスの店によっての味の差というものは、全く持ってドラフトビールの比ではありません!
Bull&Bearのギネスは美味しい理由はイロイロある様子ですが、理屈ヌキにBull&Bearのギネスは“宇宙イチ”おいしいと思っています。
今日は5人での訪問だったので、(写真以外にも)イロイロな料理を食べることができてうれしかったなぁ。
《定番の“フィッシュ&チキン&チップス”同様、“シェパーズパイ(写真下)”はいかにもイギリス的な料理です。うまかったなぁ。ラムが好きな人はハマるでしょうね。ギネスとの相性もバツグンでした!ヨッパライで写真がイマイチでごめんなさい!》
週末だけあってか、店内はほぼ満員状態。
八ヶ岳山麓としては異常な人口密度の高さです。
インテリっぽいお客さんが多いのもBull&Bearの特徴ですが、けして気取った感じではないのがいいですね。
カウンターに座っていると、知らない人でも仲良くなれます。
つぎ、いつ行けるかなぁ。
諏訪湖の銘店で2年ぶりの鰻に満足する − うなぎ 小林 下諏訪店 −
【諏訪湖はウナギの名所!?】
下諏訪に用事があって出掛けることになって、食べログでランチのお店を探してみたところ、鰻屋さんがたくさんあることを知りました。
諏訪湖で鰻というのはナゼかとも思いますが、同じく鰻で有名な静岡の三島も地元産の鰻があるわけではないので、“水に恵まれていて古い神社仏閣がある観光地”という共通項が鰻に結びつく理由かもしれません。
今回は、その中でも特に人気が高いいくつかのお店の中から、この“うなぎ 小林 下諏訪店”に行って来ました。
【わたしの鰻感】
鰻を食べるのも鰻屋さんに行くのも2年ぶりくらいです。
一般的に鰻屋さんが醸しだす敷居の高さや値段的な面から、なかなか足を運べずにいるわたしは、そんなにメチャクチャ鰻が好きというわけでもありません。
でも、鰻というものはケンタッキーと同様に、年に一度ほどムショウに食べたくなる食べ物の一つであることは間違えありません。
鰻の話となると、蒸してから焼く関東風と直焼の関西風のどちら好みかということになりますが、私はふっくらの関東風も脂の旨みを直に感じっれる関西風もどちらでも好きです。
ちなみに今回訪問した“うなぎ 小林 下諏訪店”は関東風の様子です。
【“うなぎ 小林 下諏訪店”の店内はモダン・ジャパニーズ】
今回“うなぎ 小林 下諏訪店”は初めての訪問です。
ナビに導かれお店のスグ近くまではたどり着いたものの、諏訪湖畔の住宅地の路地をさまようこと数分、“うなぎ 小林 下諏訪店”を見つけることができました。
《“うなぎ 小林 下諏訪店”は諏訪湖畔の住宅地の中にあります。ちょっとだけ迷いました。》
鰻の寝床の様にというのはオーバーですが、奥座敷の様な場所に案内をして頂きました。
《店の奥に続く通路。内装の控えめなおしゃれさは好感を持てるものです。》
《座敷からは小じんまりとした庭を望むことができることや部屋の雰囲気も相まって、ちょっと特別な気分を感じることができます。》
女将さんと思しき方をはじめ、店員さんの雰囲気や心遣いが細やかで、とても感じの良いお店です。
【“うなぎ 小林 下諏訪店”の最高級を味わう!】
2年ぶりですしこの先も当分食べることのないであろう鰻ですから、悔いの残らぬようにメニューの中で最上位のものを注文しようと決めていました。
《“特々重(¥2,940)” 特々重は特別大きめな鰻を使用しているとのことで、時間がかかると注意書きがありましたが、実際には15分も待たずに出てきました。》
大きめの鰻であるが故に、味も大味であることを心配していましたが、全くそんなことはありませんでした。
ふんわりでカリッと焼きあげられた鰻は絶品です。
値段的にも結構なものですが、それから来る期待を裏切ることのない美味しさです。
《“せいろ蒸し 特上(¥2,835)” 上から鰻→錦糸卵→ご飯の順に重の内側の蒸篭の中に盛り込み、そのまま蒸し上げているようすです。》
せいろ蒸しって、まさか全てを蒸篭に入れて蒸したものだとは思いませんでした。
こちらの方がさっぱりしていて、私には合っている感じがします。
但し、蒸篭の底のご飯が食べ難いのがたまにキズ…。
《ナゼか、せいろ蒸しにはデザートがつきます。これがかなり美味しいらしい。》
特々重・せいろ蒸し共に、大満足の味とボリュームでした。
諏訪には他にも人気の鰻屋さんがいくつかある様子ですが、この“うなぎ 小林 下諏訪店は一考に価するお店ですよ。
ある意味、静岡市鷹匠の頂上決戦 −静岡市鷹匠の“タカジョウキッチン アリヨシ”
【“レストランバー有吉”は“タカジョウキッチン アリヨシ”へ】
静岡市の鷹匠にあるレストラン“有吉”が、北街道沿いから同じ鷹匠内の別の場所(秀英予備校のウラ)に移転し、新たに“タカジョウキッチン アリヨシ”としてオープンしました。
ナント!その場所は鷹匠いや静岡市No1のイタリアンのお店“トラットリア イル・パラディーノ”と同じ建物の2階です。
いやはや、さながら鷹匠の洋系のお店の頂上決戦の様相です。
イル・パラディーノの前を素通りして違う店に入るなんて、今までの私の常識では考えられないことです!
ただしこの2つの店の料理の系統はかなり違っていますので、そういう意味ではバッティングするものではありません。
独断と偏見で言えば、『ワインなら“イル・パラディーノ”、ビールなら“アリヨシ”』という感じです。
ちなみに今回の新装開店を期にギネスも飲めるようになった“アリヨシ”です。(個人的には超うれしい!)
《生まれ変わった“タカジョウキッチン アリヨシ”。“サンタフェ”をモチーフとしたというお店の内外装はなかなかのセンスだと思います。》
《店自慢のイス。座り心地の良いのは歓迎ですが、こんなにいいと客の回転率に影響しないか心配です。》
わたしが始めて“レストランバー有吉”を訪れたのは、もうかれこれ20年近く前のこと。
現在の前の前の店舗で、それは150号線沿いの海に面した場所にありました。
大げさな話ではなく若干傾いている感じの古いテナントの3階にあった“初代 有吉”は、ありがちな表現ではありますが“大人の隠家”的雰囲気を持っていました。
サーファーのオーナーシェフの嗜好は、お店の場所だけではなく内装にもとてもいい感じに反映されていて、まだ20歳代前半であったわたしは『いつかこのお店に似合う様なおとなになりたい…。』と思ったものです。
《カウンターの端にはPerfectBOATがさり気なく置かれています。左の号には私も写真とレポートを掲載させていただいております。》
4月に今の店舗に移転して以降、なかなか足を運べずにいましたが、今回やっとランチに訪問することができました。
【“タカジョウキッチン アリヨシ)”の限定ランチは即完売!】
休日に限定6食のランチをご希望の方は、開店と同時に入店しメニューを見る前にソレを注文する必要があります。
この日は開店後3分くらいで完売となりました。
《限定6食の¥980ランチ。写真の他にスープとコーヒーがつきます。この内容と味でこの値段はインパクトあります。》
赤ワインで煮た牛肉の柔らかさと美味しさはモンクのつけようがありません。
下敷きのキャベツの千切りがソースを吸って旨い!
《パスタランチ(¥1,260)は大盛(追加料金あり)でお願いしました。前菜とパンは限定ランチと同じで、こちらもスープとコーヒーが付きます。》
鴨肉のパスタですが、ソースの味が変わっているというか、口に入れて少ししてから伝わって来る甘みが特徴的です。
なんだろうこの甘さのもとは…。
不思議な感じです。
今までのお店では限定的にしかランチ営業を行ってはいませんでしたが、新しい店舗では定休日の月曜以外、毎日ランチ営業を行うそうです。
まだ“タカジョウキッチン アリヨシ”に足を運ばれたことのない方は、まずは気軽にランチに行かれてみてはいかがでしょうか?